ツライ生理痛の原因(不妊鍼灸整体 Kukuna尼崎 西宮)

2018年09月26日

女性の身体は女性ホルモンの影響を受けながら、28日前後のサイクルで排卵~月経を繰り返しています。

その一つのサイクルの中でも、女性ホルモンの分泌される量が変化するので体調や心の状態も変化します。

生理中で最も多くの女性が感じるが生理痛。

正常だと痛みがないのですが、痛みがある方は下腹部痛・腰痛や頭痛が多く出ます。

さらに症状が重い方だと吐き気やめまいなど、生理痛からくるストレスによりだるさや不眠・精神不安定を引き起こす方もいます。

なぜ生理痛が起こるの?

生理直前から前半まで子宮内膜から『プロスタグランジン』という子宮を収縮させる物質が出て、内膜を剥がしていきます。

その時に、子宮の血液循環が悪いと剥がれにくいので『プロスタグランジン』の量が増え、収縮が強くなることにより下腹部痛などの痛みがでます。

さらに、血管に『プロスタグランジン』が入ることにより血管も収縮させてしまうので、頭痛や胃腸の働きを亢進させ、吐き気などが起こります。

慢性的な冷えも生理痛の原因になります。

女性は特に冷え性の方が多く、代謝が悪くなり『プロスタグランジン』が留まるので痛みが長引いたりします。

ストレスを溜めることも自律神経のバランスが乱れ血液の循環を悪くするのでよくないです。

 

排卵後、卵胞から女性ホルモンの一つである黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が急激に増えます。

そして、生理が来ると一気に減ります。

この大きな変化で、身体をコントロールする自律神経のバランスが崩れるとも言われています。

本来、生理痛を引き起こす『プロスタグランジン』を抑えてくれる黄体ホルモンが出ていると生理痛が起こりにくいのですが、ホルモンバランスが乱れているとうまく抑えられなくなり生理痛が起こるとされています。

 

 

 

一方で、黄体ホルモンは基礎体温を上げたり子宮内膜を維持したり、妊活にとても大事なホルモンです。

卵胞からホルモンがしっかり出ていないと、卵子の質が悪くなり妊娠の確率を下げてしまいます。

ホルモンの影響の他に、子宮口が小さいと経血がスムーズに排出されないことがあり排出を促すために、子宮が強く収縮するため痛みを感じる方がいます。

若年の女性や出産経験がない方に多く見られますが、出産後生理痛がましになる人もおられます。

さらに、生理痛がきつい…放っておいて痛みがどんどん強くなっていく…

などがある場合は、子宮内膜症・子宮筋腫・卵巣がんなどにつながる可能性もあります。

 

毎回の生理痛がきつい方や出血の量や質に変化がある方など、少しでも気になる症状がある方は一度相談からでもお越しください。

 

Kukuna尼崎 西宮